こんにちは!クライアントエンジニアをしているTomo(トモ)と申します。所属は技術部でUnityでの開発を中心にやらせていただいております。2023年5月に入社し、前職はゲーム業界でもなければプログラマでもありませんでした。オルトプラスに入社する前までは趣味でUnityを使ったカジュアルゲームを作っていたところ、ご縁があり現在エンジニアとして働かせてもらっております。(本当にラッキー) 入社から2 年目になる私ですが、2024年9月27日(金)に開催された「東京ゲームショウ(TGS)」に人生初めて参加しました。(※注1)
そこで、今回はイベントの背景や興味深かった点などを紹介していこうと思います。
東京ゲームショウの歴史は、1997年に東京ビックサイトで開催された、コンシューマ・ソフト・グループ(CSG)主催の展示会に始まります。当時は全87社が出展し、「ゲームショウでゲームしよう」というキャッチフレーズのもと、コンシューマー向けゲームの新作発表や体験展示が行われました。
翌1997年からは、より多くの来場者を受け入れるため、現在の開催地である幕張メッセへと移転し、規模と影響力を拡大していきました。そして1999年には、主催がコンピュータエンターテインメント協会(CESA)へと引き継がれ、企業向けのビジネスデイと一般公開日を設け、国内外から業界関係者が集う国際的なイベントへと進化しました。この頃から、東京ゲームショウは日本だけでなく、海外メディアやゲーム業界でも広く認知され、「世界三大ゲームショウ」の一つと称されるようになりました。
2000年代に入ると、家庭用ゲーム機のみにとどまらず、モバイルゲームやオンラインゲームが出展の中心となり、さらにスマートフォンの普及が加速する中で、モバイルゲームのシェアも急成長していきます。東京ゲームショウも時代の変化に合わせ、VR、AR、eスポーツなど新しいジャンルを積極的に取り入れ、常に最先端のエンターテインメントを展示する場としての役割をより一層強化してきました。(※注2)
そして今回の東京ゲームショウ2024では、過去最多の985社が出展し、「ゲームで世界に先駆けろ。」をキャッチフレーズに掲げ、世界中のゲームファンや開発者を魅了しております。国内外の大手からインディーゲームまで、多様なタイトルが集結し、特に世界の新興市場や最新のAI技術、クラウドゲームの進展が注目される中、東京ゲームショウは日本発のゲーム産業の未来を見せる重要な舞台となっております。
E3の終了により、東京ゲームショウはヨーロッパのgamescomと並び、アジア唯一の「世界三大ゲームショウ」として、今後もゲーム業界を牽引する存在であり続けることが期待されております。(※注3)
■会場まで
海浜幕張駅につくと大勢の人だかりができておりました。(ちなみに当日は雨です…)
戦いに行くかのような横断幕に会場周辺には展示物もありました!
■エントランス
エントランスでは東京ゲームショウ2024の弾幕にキャッチフレーズが大きく載っておりました。
第一回の「ゲームショウでゲームしよう」から「ゲームで世界に先駆けろ。」になっており、 ゲームは単に楽しむためのものにとどまらず、世界に新しい挑戦や価値を発信するメディアへと変化しつつあることが実感させられます。
■会場内
早めに会場に到着しましたが、すでに多くの人が来場されており驚きました。また、来場者の中には目当てのブースを決めているようで、目的地に向かって真っ直ぐ進んでいる方もおられました。私は初参加でどこから回るか決めておらず最初は戸惑いましたが、エリア全体マップが記載されたパンフレットをもとに気になったブースを端から攻めていくことにしました。事前に情報をチェックしておけばもっと効率よく回れたかもしれませんが、計画を立てずに端から見ていったおかげで知らないゲームにたくさん出会えたのも事実です。
■学生ブース
入ってすぐに学生ブースがあり、数多くのゲームが出展されておりました。どの学校もかなり作り込まれており、全てやろうとしたら1日ではやりきれないほどの数が並んでいます。中には触れるハードウェアとして爆弾解除の疑似体験ができるような作品もあり、学生たちの熱量を感じました。
■カジュアルゲームブース
今年の東京ゲームショウでは、多くの注目を集める大規模タイトルの裏側で、カジュアルゲームも賑わいを見せておりました。各作品が尖ったアイデアやユニークな魅力を発信しており、私自身プレイしてみてゲーム創作意欲を掻き立てられました。
また、気づいたこととしては大規模タイトルのゲームはルールや攻略法を理解するまでにある程度プレイ時間がかかるのに対し、カジュアルゲームは短い時間でゲームの面白さを伝える工夫がされているのであらゆるユーザー層がそのゲームを理解してプレイしやすいなと思いました。そのため展示の短い試遊時間でもいくつかのゲームを十分に楽しむことができました。